○終わる優遇税率、NISA前に備えを○
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■2013年10月23日 ○終わる優遇税率、NISA前に備えを○
☆ 目 次 ☆ 最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○終わる優遇税率、NISA前に備えを○ _____________________ 最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★ ■終わる優遇税率、NISA前に備えを■ ~2013年10月13日 日経ヴェリタスp1より~ ■■■ トピック要約 ■証券税制が大きく変わる 今年から来年にかけて 証券税制が大きく変わる。 株式や株式投資信託の 利益にかかる税率10%の優遇策が 年内いっぱいで打ち切られ、 来年1月からは20%に上がってしまう。 優遇策が残るいまのうちに、 株や投資信託を売るべきか、売らざるべきか。 来年から利用できるようになる 「NISA」(少額投資非課税制度) への備えとともに、 証券税制を巡る個人投資家の悩みは尽きない。 ■いつ売ったら得になるのか 年末年始をまたぐだけで 10%の税金が余分にかかってくるのだから、 真剣になるのも当然。 利益の上がる株などは 「年内にすべて売り払う」が結論だ。 利益確定のタイミングで悩むのは投資の常。 税率引き上げ前の今はなおさらだ。 しかも今年はアベノミクス効果で 日経平均株価が39%も上昇し、 円相場は11%下落した。 日本株や外貨型投信で 含み益の乗っているケースは 昨年までとは比較にならないほど多い。 ■■■ 株式や株式投資信託の利益にかかる 税率10%の優遇策が 年内いっぱいで打ち切られ、 来年1月からは20%。 これは大きなことです。 例えば100万円利益の場合、 税金が10万円から20万円 の支払いになるからです。 今年売れば90万円の利益。 来年同額の利益を得るためには 112万円の利益で手取り約90万円です。 100万円の利益を112万円の利益にするのは 12%UPですので容易いことではありません。 そこで、結論としては 利益の出ている株や投資信託は 年内にすべて売却となります。 この時同時に 損失の出ている株や投資信託を売却することにより、 年内の10%税金も支払わなくて済みます。 売却をすると現金になりますので、 来年まで待ち 「NISA」(少額投資非課税制度)で100万円投資 が私の結論です。 これにより、利益が出ても 「非課税の特典」が得られます。 更に残った現金をどこに投資をするのか ゆっくり考えましょう。 毎月配当が得られるのが良ければ、 毎月分配型投資信託も良いと思います。 アベノミクスが更に成功すると見込めば、 日経平均やTOPIXに投資し、 値上がり益を狙うのも良いでしょう。 円安が更に進むと予想すれば、 為替の影響を受ける投資信託 も良いと思います