○持ち家は年金に変えられます○
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■2012年04月18日 ○持ち家は年金に変えられます○
☆ 目 次 ☆ 1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○持ち家は年金に変えられます○ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ○誰とどう暮らしますか?○ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ○マイホーム、今買う?頭金を増やしてから?○ _____________________ 1.最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★ ■持ち家は年金に変えられます■ ~2012年4月15日日経ヴェリタスp55より~ ■■■ トピック要約 持ち家に暮らしている親より、 「いずれ息子が住めばいいと思ってたんですけど」 息子から『家で残されても困る。現金の方がいい』 と言われまして・・・・ なまじ家が建っていると取り壊すにも費用がかかる。 固定資産税もかかる、とも言われた。 家が財産とは限らない時代なのだ。 全国の空き家は2008年に757万戸。 10年間で180万戸も増えた。 総戸数に対する空き家率も13%、 今やほぼ8軒に1軒は空き家。 老人ホームに入居して長期不在になっていたり、 持ち主の死亡後、相続協議がまとまらず宙に浮いていたり、 理由は様々だ。 だが、空き家を放置すると倒壊や火事の危険があり、 自治体も「空き家対策条例」を制定するなどして 対策を急いでいる。 ■■■ 子どもに自宅を相続させる必要がないなら 『リバースモーゲージ』で持ち家を年金に変えられます。 ・子どものいないご夫婦 ・子どもはいるが、将来親の自宅には戻らないケース ・老人ホームに入居し、自宅を残しながら 老人ホーム資金を確保したいケース、など いずれも、『リバースモーゲージ』という制度が 有効に活用できます。 簡単にこの制度を説明すると、 自宅時価の約50%を金融機関から現金で受け取ります。 これを年金として使うという事です。 事例のほうが分かりやすいでしょう。 ■70歳のご夫婦で、自宅の時価2000万円の場合 1000万円を金融機関から受け取ります。 このうち90歳までに700万円を年金として使用して、 ご夫婦が亡くなられたとします(預金残300万円)。 金融機関はこの自宅を1800万円で売却できたとすると、 渡した1000万円を返済してもらいます。 残りの800万円を相続人の子供達が受け取ります。 もちろん預金残の300万円も子供達が受け取ります。 簡単に書きましたが、子供のいない夫婦など、 かなり有効な手段です。 金融機関により、条件やルールが異なり、 有利・不利があります。 ご興味のある方は、ぜひFP知恵の木までご連絡ください。 FP知恵の木では『リバースモーゲージ』を 応援しています。 リバースモーゲージ無料相談 http://www.chienoki.com/goods06.php ■■■ ご質問・ご感想はこちらまで fp@chienoki.com お待ちしています(^^)■■■ _____________________ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと 誰とどう暮らしますか? ■ 昨日4月17日は、FP知恵の木創立者で代表の伊藤誠の お誕生日でした。 いよいよ50歳! 第2の青春、充実人生の始まりですね! さて、今回のメルマガでは、「高齢社会白書」から 日本の高齢者と高齢者取り巻く環境について 学んでみたいと思います。 高齢者のいる世帯数は増加中、 子どもとの同居率は減少の一途 65歳以上の高齢者のいるご家庭とその割合です。 1980年(昭和55年)、約850万世帯、全体の24.0% 2008年(平成20年)、約1978万世帯、全体の41.2% 一方、親子3代で同居している家庭の割合は、 1980年には、50%(425万世帯)だったのが、 2008年には、18.5%(368万世帯)に減少しています。 地域別に見ると、東北地方や日本海側の都道府県の多くが 三世代世帯の割合が最も多く、 他の都道府県では夫婦のみ世帯の割合が最も多い傾向です。 高齢世帯数のうち、 独り暮らしの割合は一貫して上昇し続け、 2030年(平成42年)には37.7%まで上昇する と見込まれているそうです。 65歳以上の高齢者の子どもとの同居率は、減少の一途です。 1980年にはほぼ7割だったのが、 1999年(平成11年)には50%を割り、 2008年(平成20年)には44.1%になっています。 一人暮らし又は夫婦のみの世帯は、 ともに大幅増加中。 1980年には3割弱であったのが、 2008年(平成20年)には52.0%まで増加しています。 高齢者の夫婦関係の満足度は高く 一人暮らし高齢者は「心配や悩みが多い」 そんな中で、高齢者の夫婦関係の満足度調査では、 満足していると回答した人が85%近くに達し、 不満であると回答した人は3%にとどまっています。 お~。夫婦というのは、若い時にはケンカをしても 年輪が刻まれ二人きりになると 仲良く優しくなれるということでしょうか。 一方、一人暮らし高齢者の増加は男女ともに顕著で、 特に男性の一人暮らし高齢者の割合が大きく伸びることが 見込まれています。 内閣府の意識調査(平成20年)の結果では、 一人暮らし高齢者は、他の世帯と比べ 健康や経済的な心配や悩みごとがある人が多い と報告しています。 具体的な心配ごととしては次のとおりです。 ・自分の健康のこと(44.5%) ・生活費など経済的なこと(19.4%) ・病気のとき面倒をみてくれる人がいない(18.8%) ・1人暮らしや孤独になること(16.5%) 人が1人で生きるのは「不自然」ということを あらわしているのかもしれませんね。 子どもが心の支え。 別居している子との接触頻度が諸外国と比べ低い それでは高齢者の心の支えとなり得るものは、 何なのでしょうか? 答えは: 配偶者やパートナーが64.0% 子ども(養子を含む)が53.2% 孫18.4%、親しい友人・知人13.1%・・・・ の順です。 子どもや孫とのつき合い方について、 60歳以上の意識調査(2005年)では次のような結果です。 「いつも一緒に生活できるのがよい」34.8% 「ときどき食事や会話をするのがよい」42.9% 1995年までの調査結果では、 「いつも一緒に生活できるのがよい」 が過半数を超えていたとのこと。 いづれにしても80%近くの方々が、 子どもとの関係を心の支えにしている ということがわかります。 ところで、別居している子との接触頻度については、 「週1回以上」が46.8% 「月に1~2回以下」が53.2% 諸外国と比較してみると、「週1回以上」の割合は アメリカで8割 韓国、ドイツ、フランスで6~7割 となっています。 忙しいことを常とする日本人。 でも、大切なことをよくよく見極めて、 大切な人、大切なことのために 時間(人生)を用いていかなくてはならないなあ。 この白書から私はそんなことを学ばせて頂きました。 ■■■ ご感想・コメントはどうぞこちらまで fp@chienoki.com お待ちしています(^^)■■■ _____________________ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ■マイホーム、今買う?頭金を増やしてから?■ ■【住宅購入についてのご相談】 購入を考えるべきかアドバイスが欲しいです 夫40歳、娘7歳の三人家族です。 年収が1100万円で、これ以上上がることはないそうです。 世田谷区の私鉄沿線で、 徒歩12分の賃貸住宅に15万円の家賃で住んでいます。 同じエリアで築浅又は駅近マンションだと、 3万程度高くなるので我慢しているのですが、 生活の質を上げたく、マンション購入も考え始めました。 築10年程度の中古で駅近、4500万以内、頭金700万、 25年ローンくらいが妥当かと思っています。 もっと頭金を増やしてからがいいのか、 増やしている間にも家賃は確実に出てくから、 繰上げ返済でどんどん返す方がいいか、 そこでどうしても考えがまとまりません。 ボーナスで年間200万円は繰上げできます。 つまり、5年待てば1千万頭金をつめるわけです。 中古なので物件が出て来るのを待つわけですが、 今ちょうど理想の物件が出て、 考えがまとまってなかったので焦ってます。 買うか貯めるか、今はどちらがいいと思いますか? アドバイスを頂けるとうれしいです。 ■【 CFP伊藤からのコメント 】 こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。 ご相談をお寄せいただきありがとうございます! 4500万以内、頭金700万、ローン期間25年は妥当ですね。 毎月のローン支払いは16万円前後になります。 築10年程度の中古であれば、住宅取得控除の節税も 10年間(年35万円前後)得られます。 また、生命保険に現在加入されていると思いますが、 3800万円のローンを組めば 3800万円の生命保険に加入することになりますので、 この分現在加入している保険を減額して 保険料を節約することもできます。 逆に毎月の管理費・修繕費と固定資産税が 出費として発生します。 また、中古4500万円の場合、 不動産屋さんに仲介手数料として3%、 135万円の支払いが発生します。 世田谷区在住とのこと、 頭金を増やした場合と今購入の場合と 試算シミュレーションをいたしますので、 1度ご夫婦でご相談にこられませんか。 渋谷に当社オフィスがありますので、 ホームページをご覧になり、 よろしければご一報ください。 前述の不動産仲介手数料を20%(約27万円) 節約することができますし、 もっとも有利な住宅ローンをお探しする お手伝いもできます。 またのご相談やご感想、お待ちしております。 ありがとうございました!