○「幸福度の指標」求める背景は○
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■2011年12月14日 ○深きメルケルの悩み○
☆ 目 次 ☆ 1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○「幸福度の指標」求める背景は○ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ○I can do it 60歳なんて怖くない○ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ○46歳、4600万円の住宅ローンは大丈夫?○ _____________________ 1.最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★ ■「幸福度の指標」求める背景は■ ~2011年12月11日 日経ヴェリタスp69より~ ブータン国王夫妻の来日を機に 「豊かな暮らし、幸せな暮らしとは何か」 という議論が高まっています。 そんななか、政府は先週国民の幸福度を測る 新しい指標の試案を公表したそうです。 今回は、西岡幸一氏(専修大学教授)による記事を 取り上げてみました。 ■■■トピック要約 豊かな暮らしとは何か。 単純な答えは 「経済成長によってもたらされる高水準の生活」 である。 定量的には各国とも国内総生産(GDP)の 拡大を求めてきた。 しかし、GDPの増大が豊かな暮らしを表すかは、 かねてから疑問視する声がある。 =元一橋大学学長の都留重人さんのたとえ話= 「瀬戸内海に農業と漁業で生計をたてる、 病気しらずの平和な島があったとしよう。 ある知恵者がそこに蚊を運び込み、その結果、 病気になる住民が増えた。 知恵者はすかさず除虫菊を栽培して、 蚊取り線香産業を起こした。 また、島には病院もできた。 島の経済は数字の上では成長したけれど、 それが豊かになったといえるだろうか」 そもそも「豊かさ」と「幸せ」は一致するのか、 ということだ。 米国の経済学者イースタリンは、 「豊かさ」と「幸せ」の間に相関関係 (片方が増すともう一方も増す) があるのは貧しい国でのことであり、 一定水準以上の豊かさに到達すると、 「豊かさ」と「幸せ」との間に相関関係はない、と考えた。 つまり、人々の所得が増えるのにしたがって 幸福感は増していくと思われがちなのだが、 あるレベルを超えると、 所得が増大しても幸福感は高まらなくなるという。 ■■■ 今回は毛色を変えて幸福感のお話です。 ヴェリタスで珍しい記事ですが・・・。 あなたはご自分が「幸福」であると 日々感じて生活していらっしゃいますか。 ほんとうは「幸福」なのに 「幸福」を感じていないで生きていたとすると損ですね。 さて、ファイナンシャルプランナー的に言うと、 一定水準以上の豊かさ=あるレベルとは、 「死ぬまでに必要な生活資金を確保できた」 ところと考えます。 あなたはご自分にとっての 「死ぬまでに必要な生活資金の金額」 を把握していらっしゃいますか。 ファイナンシャルプランナーの重要な仕事の一つは、 実はこの金額をあなたにお知らせすることなのです。 ご自分が 1.健康で 2.生きがいがあり 3.死ぬまでに必要な生活資金 を確保できていれば(確保できる計画があれば)、 「幸福」を感じながら生きられるのではないでしょうか。 ところで、あなたは・・・ 我が家にお金がいくらあるか (通帳は何冊あるか)、 保険は何に加入しているか、 投資している商品の内容を・・・ 把握していらっしゃいますか? 年末も近いので、1度棚卸をされてはいかがでしょうか。 お手伝いもできます。 ■■■コメントをいただきました^^ さて、先週のトピック「深きメルケルの悩み」 (メルケル=ドイツ首相) についてのコメントを読者Tさんよりいただきました! シェアさせていただきますね^^ ■■■ いつもナレッジメールを楽しみに読んでいます。 欧州問題については以下のように思います。 ギリシャ問題はギリシャ国民が行ってきた 国民全体の責任なので もはや自国だけでは解決できない状況なので、 欧州委員会が出した 救済策である欧州金融安定化基金をありがたく受けいれ、 その条件である国民の自粛・緊縮政策をのみ、 粛々と実行するべきだ。 ギリシャ国民は反省こそすれ、 その責任を他国に転嫁するのはおかしい。 日本国民だったらそのような対応はしない、と思う。 やはり国民性の違いなのでしょうか。 今日「じぶん年金」セミナーをよろしくお願いいたします。 ■■■ ご感想・コメント・ご質問はどうぞこちらまで fp@chienoki.com お待ちしています(^^)■■■ _____________________ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ■I can do it 60歳なんて怖くない■ こんにちは。メルマガ発行人の伊藤礼子です。 すべての人に訪れる50歳以降の長い人生を 安心して、ワクワクして、輝くものに! そんなあなたの充実人生にとって 必要なものとは何でしょうか。 ■84歳の不動産現役バイヤー、鈴木かつこさん 前々回のこのコーナーにてご紹介した 「私らしい人生のしまい方」の著者、大前伶子さん。 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pmu7y0eiyx2750pyDB3 この伶子さんが親しく応援されているのが、 鈴木かつこさんです。 今日のメルマガでは、84歳にして、 ニューヨークで1番の大手不動産グループ、 コーコラン社の副社長を長年務めていらっしゃる 鈴木かつこさんのことをご紹介させてください。 かつこさんは「I can do it 60歳なんて怖くない」 というご本を出版され、話題となっている方です。 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pmv7y0eiyx2750pyqu1 60歳でニューヨークの不動産業界で セールスウーマンとしてスタートをきり、 10年 かかって、49回めで不動産の資格を取得。 そして10年後にはコーコラン社の副社長に なられたそうです。 そして、今も84歳で現役というのも驚きですが 最近も3億ドルの物件を売ったという強者です。 この鈴木かつこさんがNYから来日され、9月に 大前伶子さんと講演会を開催されました。 75人×2日で、150人ほどの方たちに 語ってくださいました。 ■鈴木かつこ氏&大前伶子氏の講演会を特別公開!! さて、私は、前述の講演会のビデオ映像を 最近視聴させて頂きました。 そして大変感銘を受けたのです。 この感動を大切な方へ届けたい・・そこで、 ぜひ「充実人生クラブ」メルマガ読者の 皆さまに特別に公開させていただきたい、と 大前伶子さんにお願いしました。 鈴木かつこさんの営業トーク、生き方、健康管理、 人との接し方など、学ぶところが山ほどあります。 また、アメリカの不動産バブルに際して、 実際にかつこさんが不動産専門家として 決断し実行された秘話なども語りつくされています。 そして、何よりも、ビデオの映像から、 鈴木かつ子さん、大前伶子さんのお人柄を 目で、耳で、感じ取っていただきたいと願った次第です。 ★★★★★★★★★★★★★★ 「84歳の不動産バイヤー鈴木かつ子氏& 大前伶子氏の講演会動画」 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pmw7y0eiyx2750pycNd 大前伶子さんと鈴木かつこさんにご承諾をいただき ここに特別公開させて頂きますので、 どうぞご高覧下さい! ■■■ ご感想・コメントはどうぞこちらまで fp@chienoki.com お待ちしています(^^)■■■ _____________________ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ■46歳、4600万円の住宅ローンは大丈夫?■ ■【住宅ローン審査に関するご相談】 先日、近所の新築マンション4500万購入の仮契約 をしました。 夫は46歳、年収870万、勤続16年で 過去に延滞などのローン事故は一切おこしておりません。 某都市銀行の仮審査はOKがでたのですが、 団体保障会社からNGがでてしまい 住宅会社の方も不思議がっていたところ、 実は6年前に株式投資に失敗をして 多額のカードローンを 隠していたことがわかりました。 6年前は1千万近い借金だったらしいですが、 財形貯蓄や生命保険を解約し300万返済しました。 更に、その後現在に至るまで 銀行系カードローンで400万無事に返済し、 現在はカードローン残り300万円だと確認がとれました。 (延滞は一切ありません) このような状況では、 住宅ローンはもう絶望的でしょうか? 財形貯蓄は既に返済に充当してゼロ、 預貯金に充てるはずの毎月の給料も 返済にあてているので貯金はゼロで 正直、今頃聞かされた時は倒れそうでした。 年齢的なこともあり 今後、一生住宅ローンは組めず賃貸生活を 覚悟しなければならないでしょうか? 今は子供が10歳ですが、中学校に進学後は 私もフルタイムで、できれば正社員で働くつもりですが 私も同じ46歳なので心配です ■【 CFP伊藤からのコメント 】 こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。 ご相談をお寄せいただきありがとうございます! 住宅ローンはカードローンを完済すれば、 可能性がでてきますので 絶望的というわけではありません。 それよりも、夫は46歳、年収870万、子供が10歳で、 4600万円のマンション購入で 住宅ローンを返済していけるでしょうか。 詳しい状況はわかりませんが、 経験値で推測すると返済していけるとは思えません。 自分たちにとって身の丈に合った住宅購入の金額は いくらであるかを計算されてから、 住宅購入に踏み切られることをお勧めします。 次のページを参考にしてください。 → http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pmx7y0eiyx2750py6J5 もしかすると、今回4600万円のマンション購入が できなかったことが、不幸中の幸いかもしれません。 またのご相談やご感想、お待ちしております。 ありがとうございました!