○1ドル=50円の経営・運用戦略を○

FP知恵の木 無料週刊ナレッジメール バックナンバー

■2011年11月02日 ○1ドル=50円の経営・運用戦略を○

☆ 目 次 ☆


1.最新金融情報トピックス 
~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~
○1ドル=50円の経営・運用戦略を○

2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと 
○「経済と金融の勉強会」(全4回)終了!○

3.ちょっと気になる話
 ~ライフとマネーのQ&Aから~
○マイホーム購入迷っています○

★★★★★★ 速 報 ★★★★★★

お問合せ多数につき、
FP伊藤誠による「じぶん年金セミナー」
開催決定!!
A)12月3日(土)11時~(40代以前向け)
B)12月8日(木)15時~(50代以降向け)
場所:SBI証券(九段下)受講料:1000円
住所:東京都千代田区九段北1-8-10 
住友不動産九段ビル 7F

■参加ご希望の方は下記ご記入の上ご返信下さい。

受講日:どちらか選んでください
A)12月3日(土)11時~(40代以前向け)
B)12月8日(木)15時~(50代以降向け)
お名前:
ご年齢:
ご住所:
e-mail:
電話番号:
コメント:

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

_____________________

1.最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★
■1ドル=50円の経営・運用戦略を■
~2011年10月30日、日経ヴェリタスp51より~ 

■■■トピック要約

藤田勉氏(シティグループ副会長)は、講演会で
「10年後は今より円安になるでしょうか。
それとも円高になるでしょうか」
と尋ね、挙手してもらう。

すると、8~9割の聴衆が円安の方に挙手する。
円安予想の理由として、
低成長、財政危機、人口減少など
日本の構造問題を指摘する人が多い。

しかし「失われた20年」と言われるが、
円ドル相場は1990年の161円から
今年の75円まで2倍以上の円高になっている。
過去10年間では
世界主要通貨に対して円高になっている。

つまり、その国の経済成長力が通貨の上昇
というわけではない。
なぜ、円はこれほどまでに上昇するのか。
様々な理由がある。

1.米国との金利差縮小
1998年、1ドル=147円の時、
長期金利米国5.2%、日本1.1%。
現在は、米国1.9%、日本1.0%
と金利差大幅縮小

2.世界2位日本の経常黒字
91~00年の経常黒字合計122兆円。
01~10年の経常黒字合計169兆円。

3.日本の対外純資産世界1位
2000年末133兆円。
2010年末251兆円。
世界5位のスイスフランが大きく上昇したように、
世界的にリスクが高い時は
対外純資産保有国にリスクマネーが逃避する。

以上を総合すると
長期円高の構造要因に大きな変化は見られない。
国際金融危機が長期化し、
かつ投資対象の通貨が多様になっているため、
グローバルな通貨戦略(投資戦略)の重要性は
増す一方である。

■■■

異見達見(異なった見解、優れた見識)
というコーナー、藤田勉氏の記事です。

著名投資家のジム・ロジャーズも
今週のヴェリタスでこう言っています。

「時期を予測することはできませんが、
円高はしばらく続くでしょう。
私自身、円を長期保有しています。
世界最大の債務国である米国とは違い、
日本は貿易黒字国で、対外純資産が最大、
外貨準備高は第二位の規模を持つからです」と。

日本人は今後円安になると思っていますが、
世界の人々はまだ円高が続く
と思っているということです。

これは、とても重要なことです。
日本人の常識は世界の非常識ということです。

しかし、私も長期的には円安の可能性が高い
と思っています。理由は:

○上記1について
日本と米国でどちらが先に金利を上げるかというと
私は米国だと思っているから。

○上記2について
今後は経常黒字が縮小すると予想しているから。
現に2011年は、貿易収支(輸入-輸出)が
赤字の可能性がある。

○上記3について
今後も世界経済が下降傾向だと上記3の事実のため、
リスク回避による円高が続くが、
世界経済が良い方向に向かえば円安になる。
ここが問題。

私の結論は
世界経済が上向けば円安。
世界経済がまた底に向かうようだとしばらく円高です。

言い換えれば、
米国の雇用と住宅販売と株価が上がることが
円安の条件だと考えています。

長期的にみれば
今の欧州や米国のズッコケは解消され
円安の可能性のほうが高いと信じているので
私は円安派です。

しかし過去10年間円高になったことは事実です。
自分の判断ミスは認め、
失敗は成功の元にしましょう。

■■■
ご質問・お問合わせはどうぞこちらまで
fp@chienoki.com
お待ちしています(^^)■■■

_____________________

2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと
■ 「経済と金融の勉強会」(全4回)終了! ■

こんにちは。メルマガ発行人の伊藤礼子です。
すべての人に訪れる50歳以降の長い人生。
安心して、ワクワクして、謳歌していく
あなたの充実人生にとって
必要なものとは何でしょうか。

さて、充実人生クラブ「経済と金融の勉強会」が
10月27日、全4回を全員無事修了しました。
ご参加くださいました皆さま、お疲れ様でした!
すてきなご感想をいただいております。
分量的に全員全文は転載できませんが、
一部を抜粋してご紹介をさせていただきますね^^

※※※※※※※※※※※※※※※
■全く新しい体験でした! (HYさん)

経済の勉強は全く新しい体験でした。
毎回驚いたり感心したりすることが沢山ありました。
目からウロコが何枚も落ちました。
これまで「お金を使うこと」イコール消費
でしかなかったけれど、
生活を豊かにし、世界に目を向けるための
お金の使い方こそお金の生きた役目だったのだと
思いました。
・・・クラスの中で、こんなこと質問していいのかしら
と恐れを抱くことなく、何でもやさしく受け止めて
お答え下さった講師伊藤さんに感謝しております。
お勉強の後のお交わりは、とてもすてきな雰囲気の中
おいしい物をいただきながらいろいろお話できて
とても楽しかったです。(HYさん)

■「知っているつもり」のことをキチンと理解
(YTさん)

いろいろと「知っているつもり」のことをキチンと
理解するきっかけを与えていただいて
有り難うございました。
「投資=お金儲け」という感覚が強かったのですが、
むしろ、第一に「安心」できる老後資金を試算確保し、
余裕があれば「お小遣い」という発想の順番の転換が
転換ができたことは、収穫でした。
・・・今後とも、随時ご相談することがありましょうから
よろしくお願い申し上げます。

■日本はこれからどうなるんでしょうか(HCさん)

ありがとうございました。
日本はこれからどうなるんでしょうか。
悲観的に私はみています。
ただ、日本人の能力を高くかっている面もあるので
希望ももっています。
その中でこの勉強会により新しい知識となったことも
多くありました。
・・・フルで働いている人には1日3時間の勉強会は
大変制約となります。
4日間ではなく1日6時間の勉強会で2日間であれば
参加しやすいと思いました。
また、パソコン持参ですが
自分のオキニイリという事もあるでしょうが、
会場にレンタルパソコンが設置してあった方が
参加しやすいのではないでしょうか。

不動産の勉強会、日本の将来についての勉強会
を希望します。

■わかりやすくとても楽しかったです(YSさん)

伊藤さんの説明は、詳しく、わかりやすく
とても楽しかったです。
一番心配していた「老後の生活費」
いったいどれほど積み立てておいたら良いのかな!!
計算方法を知りうれしくなり安心しました。
これからの若い人たちに良い積立年金
「じぶん年金投資」があることも知りました。
子供達にも話してみようと思っています。
また、講座を受けてみて、知らないこと「特に税」が
沢山あることを知りました。
機会がありましたら是非お願いします。

■金融・経済の初歩を系統的に学ぶことができた
安心の老後のための具体的な方法がわかった
(ATさん)

この度は大変有意義な講義をありがとうございました。
金融・経済の初歩を系統的に学ぶことができ
大変勉強になりました。
安心の老後のための具体的な方法がわかり、
とてもタイムリーな講義でした。
ありがとうございました。

それに毎回の食事飲み物つきのレセプション、
用意が大変だったと思いますが、
これもとてもアットホームな雰囲気で楽しく出席
させていただきました。ありがとうございました。
ps 安心の老後資金・資産の運用について
またご相談させてください。

○ 受講して良かった点

1)今日本および世界で起こっている
「景気の後退、デフレ、欧州の金融危機など」を
グローバルな視点でとらえる事ができるようになった。

2)新聞の政治・経済欄がこれまでより理解しやすくなり、
一層興味深く読むようになった。

3)「円高」が我が国の輸出産業・輸入産業に及ぼす
影響がより明確に理解できた。
また我が国の経済状況がよくないにもかかわらず
「円高」になる理由が理解できた。
つまり「日本は世界の国々にお金を貸している」
ことによるらしい。

4)これまでは「投資」は危ないものであり、
素人がやるものではない、と考えていたが、
(資産総額―必要資金)x(100―年齢)% 
を投資にまわして少しでも資金を増やす事が
可能である事がわかった。
また、投資行動により世界経済に興味を持つ事が
できる事がわかりとてもよかった。

5)ゆとりある安心の老後のための生活設計を
どのように考えたらよいか、具体的にとるべき方法が
わかった。すなわち
(38万円X12X平均余命年数)
の資金があればよい。
箪笥預金でなく安心の自分年金を行う。
リバースモーゲッジなどなど。

6)今回の講義は我々素人向けの初級編だった
と思いますが、これからも中級編の講義を聴きたく
なりました。

○ 反省点

1)4回の講義はとても興味深かった。
しかし、レジュメのスライドの説明をもっとじっくり
聞きたかった。時間が足りなかったと思う。

2)毎回の講義の復習をもっとしっかりすればよかった。

3)用語、その他の不明な点を講義後のレセプションの
時をもっと活用してどんどん質問するべきだった。

※※※※※※※※※※※※※※※

いかがでしたか。素晴らしいですね!

■■■
ご感想・コメントはどうぞこちらまで
fp@chienoki.com
お待ちしています(^^)■■■

★★★★★★ 速 報 ★★★★★★

お問合せ多数につき、
FP伊藤誠による「じぶん年金セミナー」
開催決定!!
A)12月3日(土)11時~(40代以前向け)
B)12月8日(木)15時~(50代以降向け)
場所:SBI証券(九段下)受講料:1000円
住所:東京都千代田区九段北1-8-10 
住友不動産九段ビル 7F

■参加ご希望の方は下記ご記入の上ご返信下さい。

受講日:どちらか選んでください
A)12月3日(土)11時~(40代以前向け)
B)12月8日(木)15時~(50代以降向け)
お名前:
ご年齢:
ご住所:
e-mail:
電話番号:
コメント:

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

_____________________

3.ちょっと気になる話 
~ライフとマネーのQ&Aから~
■マイホーム購入迷っています■

■【不動産投資のご相談 】

夫30歳、妻32歳、子供0歳の3人家族です。
新築分譲マンションを購入しようか迷っています。
夫・・・会社員、勤続4年、昨年の年収約500万円
(税込、ボーナス100万円込み)
妻・・・会社員、勤続2年、昨年年収約370万円
(税込、ボーナス無し)、
現在育児休業中(来年4月復帰予定)

夫婦ともに中小企業の正社員です。
子供は2~3年後にもう一人予定しており、
私(妻)は再度、産休・育休を取得し、
仕事は続けたいと考えています。
夫婦ともに他の借入無し、車は所有しておらず、
当面予定もありません。

購入を検討している物件は5460万円。
諸経費の他に頭金を460万円自己資金で準備し、
5000万円を借り入れ予定です。
(引越費用、家具購入費用を除いて
100万円ほど手元に残る予定)

これから事前審査ですが、
デベ担当者から頂いた計画表は下記のとおりです。
<夫>
借入3840万円、変動金利0.875%、返済期間35年
⇒返済額106,175円/月、ボーナス払い無し
<妻>
借入1160万円、変動金利0.875%、返済期間35年
⇒返済額32,074円/月、ボーナス払い無し
ペアローン予定。
他に管理費・修繕積立費等が3万円弱かかり、
月々の支払は総額17万円弱です。

1.この状況で5460万円の物件購入は
無謀ではないでしょうか。
実家に至近という好立地のため、
多少無理してでも・・・という気持ちはあります。
上記の計画表を見る限りはやっていけそうに思う
のですが、提示されているのは変動金利、
頭金の少なさ、私がもう一人出産予定、
子供の教育資金等々、不安が拭えません。

2.仮に購入可能な場合、
夫婦のローン割合について、上記は夫の上限いっぱい、
残りが妻でとりあえず計算してあります。
私どもとしましては、
3500万円、1500万円の割合で
考えているのですが、どの位が妥当でしょうか。
また、そもそもペアローンを組んだ方がよいでしょうか。

3. デベからは変動金利を勧められましたが、
全て変動金利というのは不安です。
夫3500万円を変動にして、なるべく繰上返済し、
妻1500万円を10年固定(2.1%)と考えています。
*デベ担当者から全期間固定は無い(?)と言われ、
最長が10年固定でした。

長くなりなりましたが、上記のうちどれか1つだけでも、
もしくはそれ以外でもアドバイス等頂けませんでしょうか。

■【 CFP伊藤からのコメント 】

こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。
ご相談をお寄せいただきありがとうございます! 

正直、無謀です。
お子さんのためにも再考することをお勧めします。

>子供は2~3年後にもう一人予定しており、
>私(妻)は再度、産休・育休を取得し、
>仕事は続けたいと考えています。

お子さん2人になり、35年ローンは
>夫・・・会社員、勤続4年、昨年の年収約500万円
で5460万円の物件購入はありえません。
変動金利0.875%が35年間続くと思いますか。

まず身の丈にあった住宅購入金額がいくらなのか
確認しましょう。
http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0q0qtx0diaybqh0iogd9
をご参考にしてください。

またのご相談やご感想、お待ちしております。
ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA