○「彼岸底」の相場格言、データとまったく合致せず○
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■2011年09月21日 ○「彼岸底」の相場格言、データとまったく合致せず○
☆ 目 次 ☆ 1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○「彼岸底」の相場格言、データとまったく合致せず○ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生の構成要素~ ○人生にとって「旅」ってなんだろう・続編○ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ○高齢者の不動産購入、得策ありますか?○ _________________________ 1.最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★ ■「彼岸底」の相場格言、データとまったく合致せず■ ~2011年9月11日日経ヴェリタスp6より~ 【「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、 今週はその彼岸入り。 株式市場には昔から「彼岸底」の格言がある。 彼岸のころに相場が底入れするという意味だが、 本当のところはどうなのだろう。 彼岸は3月の春分の日を中日とする7日間と、 9月の秋分の日を中日とする7日間。 昔からなぜ、市場で「彼岸底」 と言われてきたのかを考えると、どうも 日本に3月決算企業が多いことと関係がありそうだ。 本決算期末の3月と中間決算期末の9月は、 決算対策に絡む売りが出やすいタイミング。 月末の約1週間前、 ちょうど彼岸ごろに売りが集まるため、 投資家は感覚的に相場が下げやすい との印象を持ったのではないか。 ところが、 日経平均株価が年間の安値をつけた月を調べると、 意外なことに気づく。 1949年に株式市場が取引を再開してから 2010年までの62年間で、 安値をつけた月のランキング首位は 1月21回、12月10回、10月6回 の順となる。 春の彼岸の3月は4回にすぎず、 秋の彼岸の9月にいたっては、 米同時テロがあった2001年の1回だけで 最も少ない。 彼岸底というより、むしろ「年末年始底」。 今年はどうか。 9月14日に年初来安値を更新。 年末年始底」の経験則からみても、 彼岸を超えてなお、気はとても抜けそうにない。】 (ヴェリタス誌より抜粋) 1949年から2010年までの62年間で、 安値をつけた月のランキング首位は 1月21回、12月10回とは、 なんと50%の確率。 みなさん、ご存じでしたか。 逆に言うと、12月か1月に日本株を買うと 値上がりしている確率が高いということです。 〇 日本株は外国人が持っている割合が高いので、 年末(クリスマス)までに1度清算して、 翌年再スタート 〇 年末までに、マイナスの株を売却して 節税対策をする 「年末年始底」とは理屈に合っている と、私は感じています。 クリスマス前後に株を購入して、 4月~5月(最高値のつけた確率の高い月)に売却。 半年休んで、 またクリスマス前後に株を購入。 このパターンが確率的に勝つ可能性が高い と思います(ただしこれは日本株)。 Sell in May and go away(5月に売って) Buy in Christmas(クリスマスまで買わない) とも、言われています。 問題は「投資を半年休む」というのが けっこう難しい。 お金があるとどうしても買いたくなってしまう、 という、人間の心理が働くからです。 _______________________ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生の構成要素~ ■人生にとって「旅」ってなんだろう<続編>■ こんにちは。メルマガ発行人の伊藤礼子です。 すべての人に訪れる50歳以降の長い人生。 安心して、ワクワクして、謳歌していく あなたの充実人生にとって 必要なものとは何でしょうか。 ワクワク人生や自分回帰に「旅」は欠かせない という仮説のもとに 先週は「旅」について取り上げました。 そして、一般の旅行会社とは一風変わった ユニークで元気な「旅」を提供している 株式会社エクスプローラ「地球探検隊」 をご紹介しました。 「地球探検隊」の旅に共通しているのは 仲間と一緒に旅をしながら、体感し、感動を共有し 新しい自分、仲間を発見しよう、というもの。 これまで主に「若者」が対象とされてきましたが こんなコンセプトの旅「大人の修学旅行」が、 プラチナ世代にもあったらステキなのでは?! と考えたのです。 「旅」の話題も語りつくせないもので、 今週も<続編>におつきあいください。 先週このメルマガで 皆さまへご意見を伺ったところ、 早速「充実人生クラブ」の会員のAさんより 「とても興味ある話題です・・」との フィードバックをいただきました。 読者様からいただくメールは本当に嬉しいものですね。 ありがとうございます! また、Yさんからは 丁度、岩手県の平泉(世界遺産)を訪れており、 地元の人々との穏やかな触れ合いを楽しむ旅をしている とのご連絡をいただきました。 「今、痛みを抱えながら奮闘している 東北地方に思いが募ります。」 とのコメント、印象的でした。 ところで、1か月ほど前 被災地である仙台に17年暮らしている 伊集院静さんの「伊集院静の流儀」を読み 彼が「旅」の人であることを知りました。 連るむな、孤独であれ、異国をさまよえ・・ 本物の大人として生きるために必要なものは すべて「旅」の中にある と主張される伊集院静さんの「旅」とは? 『目的地は?どこだっていい。 この国以外の、風の中に立ちなさい。 世界を自分の目で見ることからはじめなさい。 そこには 君がインターネットやテレビで見たものと まったく違う世界がある』 「青年の流儀」より 『今、この日、この時刻に、 旅をしている男は地球上に何人いるのだろうか。 若き日のランボーがアフリカの砂漠で 野宿をしながら満点の星を仰ぎ、 宇宙と己のことを考えたように・・・、 ・・何かがはじまるのは ほとんどが旅の途中である。 今、日本の大人の男はあまりに軟弱である。 ・・なぜ軟弱なのか?それは連るむからである。 ・・孤を知らないからである。 孤を知るにはどうすればいいか。 さまようことである。旅をすることである。 そこで何を見るか。 そんなことは考える必要はない。 旅に出れば否応なしにむこうからやってくる。』 「人生の流儀」孤独より あなたはどんな「旅」がしたいですか? ★ご感想やコメントなどぜひお聞かせください! fp@chienoki.com まで(^^) ________________________ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ■高齢者の不動産購入、得策ありますか?■ ■【 不動産購入のご相談 】 いつも参考にさせていただいております。 このたび、自宅(戸建て)の隣地が 売りに出されることになり(約3000万円)、 その土地を購入したいと考えております。 支払いは預金や国債などの手持ち資金でと、 考えていますが、 一部の国債が来年の7月まで満期がこないので その分はつなぎのローン等を組まないとならないのか と考えております。 しかし私は年金暮らしで高齢な為、 ローンが借りられるのか不安です。 (現在ローンなどの負債はなし) こういった場合なにか良い方法はありますか? 購入した土地は将来、子供に譲渡するつもりです。 よいアドバスをよろしくお願い致します。 さいたま市在住 ■【 CFP伊藤からのコメント 】 こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。 ご相談をお寄せいただきありがとうございます! 土地購入後は住宅を建てられるのでしょうか? それとも、土地のままお持ちになるのでしょうか? これにより、良い方法(ローンの借り方など)にも 違いがでてきます。 年金暮らしで高齢な為とありますので、 ローンにも工夫が必要となります。 考えられる選択枝は: 〇来年7月満期の国債を担保に融資を受ける 〇来年7月満期の国債を満期をまたずに解約する 〇現在の住宅を担保に融資を受ける (リバースモーゲージの活用、 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pjy6x0cih1c8e7wkQpu の動画をご覧ください) 行ってはいけないことは、 金利の高い銀行ローンを 金融機関や不動産屋さんからすすめられ、 これを使うことです。 さいたま市在住ということで、 お近くなのでよろしければ一度お電話ください。 もう少し詳しいご事情を聴いて、 良いアドバイスができると思います。 無料相談:042-638-8481 またのご相談やご感想、お待ちしております。 ありがとうございました!