○スイス、無制限介入 ○
FP知恵の木 無料週刊ナレッジメール バックナンバー
■2011年09月14日 ○ スイス、無制限介入 ○
☆ 目 次 ☆ 1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○ スイス、無制限介入 ○ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生の構成要素~ ○ 人生にとって「旅」ってなんだろう ○ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ○ 住宅ローンの借換えを検討すべきですか ○ _______________________________ 1.「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読 ● スイス、無制限介入 ● -2011年9月11日日経ヴェリタスp48より伊藤誠の特選記事- 【「このスイスフランを全額ユーロに変えてくれ」 スイス国立銀行(中央銀行)がスイスフラン相場に 1ユーロ=1.2スイスフランの上限を設け、 無制限介入でこれを維持すると発表した6日。 ジュネーブ市内の両替店には朝から、 手持ちのスイスフランが急落すると考えた外国人労働者らが 列を成した。 5日まで1ユーロ=1.1スイスフラン前後だったスイスフラン相場は 発表後、1.2スイスフランまで急落。 本格的なスイスフラン売り・ユーロ買いの介入には まだ動いていないもようだが、 目標値を明言する「口先介入」だけで大きな効果を上げた。 昨年の後半以降、スイス国立銀行は為替介入を手控え、 対ユーロや対ドルで過去最高値に達したスイスフランに対し、 ゼロ金利政策や量的緩和で対抗していた。 しかし、効果は貧しく、経済界や政府は さらなる追加策を要求していた。 実はスイス国立銀行は1978年、 当時欧州の主要通貨だったドイツマルクに対して 1マルク=0.8スイスフランの上限を設定し、 スイスフラン売りの為替介入を実施した経験を持つ。 スイス国立銀行にとっては前代未聞の事態ではない。 問題はその副作用だ。 78年からドイツマルクに対する上限を維持するため、 スイス国立銀行は介入を通じて潤沢に資金を供給。 この結果、80年代初めにインフレが発生し、国内経済が混乱した。 スイスの物価は現在、全体的に落ち着いているが、 スイスの一部メディアは早くも 「スイス国立銀行はインフレの再来というリスクと 戦わなければならない」と警告している。】(ヴェリタス誌より抜粋) この記事はとても興味深いですよ。 スイスと欧州の話なので 日本人はあまり気にとめていない人が多いのではないでしょうか。 世界ではリスク回避でスイスフランと円に お金が集まっていました。 スイスはスイスフラン高を阻止のために 上記を行ったということです。 これを日本に置き換えると、 例えば1ドル=75円以上の上限を設け、 無制限介入でこれを維持する。 東京都内の両替店には朝から、 手持ちのドルが急落すると考えた外国人労働者らが列を成した。 となるかもしれません。 現在の日本の状況は限界にきていると思います。 これだけ円高になり、法人税も世界でNO1に高ければ、 国内の企業が海外に出ていくのはあたりまえです。 人情で日本に残ってくれというには限界を超えた というのが私の見解です。 米国や欧州の先進国と新興国はインフレを恐れ、 お金をばらまくことの副作用(インフレ)を恐れています。 日本のインフレ率は0%で、 181国中175位(これはほとんどデフレ)。 スイスのインフレ率は0.69%で、 181国中171位。 インフレ率ではスイスよりも下回っています。 日本政府と日本の中央銀行は今動かないと 取り返しのつかない日本の状況(大失業時代)になります。 スイスとは経済規模が違うことを加味しても、 日本はオモイキッタ行動に出るべきではないでしょうか。 _______________________________ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~充実人生の構成要素~ ● 人生にとって「旅」ってなんだろう ● こんにちは。メルマガ発行責任者の伊藤礼子です。 このコーナーでは、 すべての人に訪れる50歳以降の長い充実人生のために 必要なこと・もの、あったらいいなあ!あるべき!など 人生をワクワクさせる構成要素やテーマについて考えます。 さらに、あなたの考えやプランや夢やしあわせを実現し 充実人生を実践していっていただくための 理想のパートナーとなってくれる事業者や専門家とは? を考え、見出してゆきたいと考えております。 さて、今日のテーマですが。 ワクワク人生や自分回帰に欠かせないものとして 「旅」があるのではないかと思っております。 私の例を申し上げますと これからいろんな所に行ってみたいけれど 世の中にどんな素晴らしい場所があるのかもわからないため 最近、Facebookの 「死ぬまでに行きたい26か所交歓会」 というグループに入れてもらったのです。 そこには「旅」が好きとか、将来「旅をしたい」人が 参加されており、 そのウォール(参加者が自由に書き込みできるサイト)の 白熱ぶり、内容の濃さ、豊かさにはただただ驚くばかりです。 私は温泉が好きなので、まずは日本の温泉、 次に外国にも温泉があるのなら行ってみたい と投稿したところ、数えきれないほどの名所や穴場の 情報を頂き、ますます行ってみたくなりました! (ワクワク) ところで先週、私は 「大人の修学旅行」などで有名な「地球探検隊」の 中村隊長とお会いしお話してきました。 著書はこちら → 感動が共感に変わる! (中村伸一著) http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pfi5x0cie8g4cpwolkL 一般の旅行会社と異なり ユニークなサービスを提供している「地球探検隊」のことを 少しご紹介したいと思います。 名刺交換させていただくと、中村伸一氏の名刺には 「代表取締役隊長」とあり、 思わずまずそこで顔がほころんでしまいました。 「地球探検隊」では、 「お客様」のことを「隊員」と呼び、 中村氏は隊員やスタッフから 「社長」でなく「隊長」と呼ばれているそうです。 「地球探検隊」は、昼はオフィス、夜は旅するカフェバー になっていて、今年6月にオープンしたというカフェバーは 隊員(お客様)がボランティアで内装を仕上げたそうですが 「地球探検隊」のイメージどおりのすてきな空間でした! さて、地球探検隊が提案する旅は3種類あります。 1)世界の仲間と旅をする「多国籍ツアー」 世界中から参加者を集め、現地で集合、解散する旅です。 ○アメリカ大陸6000km横断、タンザニア、 エキサイティング・インドなど 2)日本の仲間と旅をする「大人の修学旅行(海外)」 この旅でいう大人とは「自立した大人」。 連れて行ってもらう旅ではなく自分たちが チームワークにより創っていくユニークな旅です。 ○オーロラの旅や、ニュージーランドアドベンチャー、 内モンゴル騎馬遠征隊など 3)日本で探検する「大人の修学旅行(国内)」 ○北海道:釧路川カヌー&キャンプ、 屋久島:生命の営みを感じて遊ぶ旅など すべての旅に共通しているのは、 仲間と一緒に旅をしながら、体感し、感動を共有し 新しい自分、仲間を発見しよう というコンセプトだと理解しました。 これらの旅はどちらかというとこれまで 「若者」を対象としてきましたが こんなコンセプトの旅が プラチナ時代の人々用にアレンジされたなら 素敵だと思いますが、 中村隊長も丁度そんな風に考えていたところだそうです。 ★あなたはどう思われますか? ご感想やコメントなどぜひお聞かせください! fp@chienoki.com まで(^^) 以下はご参考サイトです。 ■【地球探検隊】サイト http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pfj5x0cie8g4cpwoXka ■中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pfk5x0cie8g4cpwohfS ■Facebook(フェイスブック) 地球探検隊 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0pfl5x0cie8g4cpwoxx1 まだまだお話したいことがありますが今日はこの辺で・・ _______________________________ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ● 住宅ローンの借換えを検討すべきですか ● ■【 住宅ローンのご相談 】 はじめまして。39歳会社員です。 まず最初に言っておかなければいけないことは、 恥ずかしながら私も主人も非常に無知で、 意識の低いままローンの返済をしておりました。 今さら誰に(どこに)聞いていいのか分からず、 恥を忍んで質問させていただきます。 ○現在の借入状況 住宅金融公庫:15,092,794円(適用利率2.5%) ○今後の適用利率 平成43年9月まで適用利率3.5% 借りた当初は もう言われるがままに組んだようなものでして、 しいて言えば金利が変わらないので安心だからという理由で 固定金利でお願いしますとだけ言いました。 しかし2人の子供もでき(中学生、小学生)、 今でも少し厳しいのに 数年後に3.5%になることが不安でたまりません。 私なりに調べたところ、 ネット銀行の金利が安いので借り換えたいと思っているのですが、 どう思われるでしょうか? その際、例えば借り換え先で『固定金利10年』と書いてある場合、 それは10年で完済しなければならないという意味なのでしょうか? 借り換えで20年以上というのはおかしな話なのですか? 本当に低レベルな質問で申し訳ございません。 何しろ、お金関係が苦手なことと、初めてのことなので 何から何をしていいのか分からない状態です。 ■【 CFP伊藤からのコメント 】 こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。 ご相談をお寄せいただきありがとうございます! 住宅金融公庫:15,092,794円(適用利率2.5%) 今後の適用利率:平成43年9月まで適用利率3.5% という条件は今の時代としては条件が良くないですね。 借り換えは是非検討されるべきです。 >私なりに調べたところ、 >ネット銀行の金利が安いので借り換えたいと思っているのですが、 >どう思われるでしょうか? ★ネット銀行も良いと思いますが、 せっかくなのでどこの金融機関が あなたにとって一番有利か比較すべきです。 >その際、例えば借り換え先で『固定金利10年』と書いてある場合、 >それは10年で完済しなければならないという意味なのでしょうか? ★いいえ。10年間だけ固定、その後また選択してください、 という言う意味です。 >借り換えで20年以上というのはおかしな話なのですか? ★おかしくありませんが、現在借りている ローンの残年数が基準となりますので、 平成43年9月までというのが基本です。 短くすることも、もちろんできます。 等事務所では住宅ローンの借り換えを複数の有利な金融機関に対し、 同時比較し借り換えの事務手続き支援を行っています。 東京にお住まいということなので、 よろしければホームページをご覧になり 一度FP知恵の木までご連絡ください。 またのご相談やご感想、お待ちしております。 ありがとうございました!