○景気変調 もがく政策当局○
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■2011年08月31日 ○ 景気変調 もがく政策当局 ○
☆ 目 次 ☆ 1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○ 景気変調 もがく政策当局 ○ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~勉強会をしませんか~ ○ 最終案内! 充実人生クラブ「資産形成運用塾」9月開講! ○ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ○ 今のマンションは売るべき?貸すべき? ○ _______________________________ 1.「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読 ● 景気変調 もがく政策当局 ● -2011年8月28日日経ヴェリタスp2より伊藤誠の特選記事 - 現在の政策金利です(定期預金の金利だと思ってください) ブラジル12.5% オーストラリア4.75% 米国0.25% 日本0.1% インフレ=物価高 今日缶ジュースが120円なのに 明日缶ジュースが140円に値上げになる状況です。 ■新興国、景気減速とインフレの板挟み 利上げ→マネー流入→インフレ インフレを抑えるために金利を上げると株価が下がります。 しかし、金利が上がることによって、海外からお金が流入し 国内のお金が増え、またインフレを起こす可能性があります。 一方、金利を下げると株価は上がりますが、 国内の銀行にあるお金が市場に流出し それでもインフレを起こす可能性があるのです。 新興国では今株価が下落していますから、 本来政府は利下げをしたいのです。 しかし、ことは単純ではありません。 高インフレに悩まされてきた新興国は ことのほか、インフレへの警戒心が強いからです。 ブラジルなどでは早ければ年内にも利下げに舵を切る との見方もありますが、 ブラジルのルセフ大統領はこう語り、 市場の利下げ期待にくぎを刺したとのことです. 「私以上に利下げを切望している人もいないと思うが、 そう簡単ではない。やりたければできるというものではない。」 インドでも財務省のコシック・バス首席経済顧問が 8月16日、卸売物価指数は前年同月比で 「8月に10%近くまで上昇」と語り、 インド準備銀行は「利上げを続ける必要があるだろう」 との見通しを示しました。 中国でも温家宝首席が 「物価の安定をマクロ調整の主な目的とする基本方針は堅持する」 と明言しており、 景気の先行き不安が残るものの 当面インフレ退治に専念せざるを得ない状況となっています。 今年1月1日からの株価ですが、 中国では10%、 インドでは20%、 ブラジルでは25%も下がっています。 理由は簡単です。 金利12.5%の定期預金があるのに わざわざ上がるか・下がるかわからない株に投資をしますか。 これは金融の世界での原則ですが、 「金利が上がると株は下がる、金利が下がると株は上がる」 という現象が起きているといえます。 日本の定期預金の利息は0.1%。なのに、 定期預金に預け続けるのは日本人ぐらいです。 これは世界的には非常識です。 米国も株価を上げたい(景気を良くしたい)ため 金利を下げ続け、実質0金利に近い状況になっています。 金利を上げると世界から高金利を求めお金が集まり お金が集まると物の値段が上がります。 みなさんも財布の中に大金が入っていれば、 多少高くても高級レストランで食事をしませんか。 今、新興国で起こっている状況が 利上げ→マネー流入→インフレ・・・です。 悪循環の新興国は、 利下げを期待する市場との板挟み 神経戦となっています。 逆に先進国では利下げをしても株価が上がらず、 景気が浮上しないことに悩んでいます。 _______________________________ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~勉強会をしませんか~ ● 最終案内!充実人生クラブ「資産形成運用塾」9月開講! ● 充実人生クラブ「資産形成運用塾」がいよいよ9月に開講します! 本メールマガジンでの最終のご案内となります。 日本の預金利息0.1%の時代、 日々激しく揺さぶられている世界経済のなか、 経済や金融、投資のこと「身につけなきゃなあ・・」 と思われていらっしゃいませんか。 充実人生クラブ「資産形成運用塾」は、 そのようなあなたのために開催いたします。 今の時代に本当に必要とされていることだと感じるため 実際のところ赤字 (^_^;)ですが 思い切って企画したセミナーとなっております。 とかく専門家の難しい言葉で 報道されがちな経済や金融のお話ですが これを分かりやすい言葉で説明し 腑に落ちていただくことには 自信があります。 ですので、難しいお話も十分に理解され ご自身で資産運用のポリシーを すでに確立されていらっしゃる方は 今回は対象外とお考えください。 本メールマガジン、最終のご案内となります! まだお申込みでない方は ぜひこの機会をお見逃しなくご参加くださいますよう ご案内いたします。 ◇◇◇ 充実人生クラブ「資産形成運用塾」 ◇◇◇ ■経済と金融の勉強会(全4回) http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0u1yvw0biwb5juxg3LsT 【対 象 者】 50歳前後以上でこれから投資に挑戦されたい方(残席僅か) 【開催日時】 第1回 2011年9月8日(木)16:00~19:00 第2回 2011年9月22日(木)16:00~19:00 第3回 2011年10月13日(木)16:00~19:00 第4回 2011年10月27日(木)16:00~19:00 ■これから始める資産形成運用塾(全4回) http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0u1zvw0biwb5juxg3ffX 【対 象 者】 現役世代でこれから資産形成運用を考えている方 【開催日時】 第1回 2011年9月7日(水)18:30~21:30 第2回 2011年9月21日(水)18:30~21:30 第3回 2011年10月6日(木)18:30~21:30 第4回 2011年10月20日(木)18:30~21:30 ■参加費用 各全4回(実践セミナーとサロンでの飲食を含みます) 【会員】 16,000円(税込) ※「充実人生クラブ」会員は半額です 【一般】 32,000円(税込) ★「充実人生クラブ」会員様は半額にて受講いただけます! 16,000円(税込)全4回、計12時間(サロンでの飲食を含みます) ■開催場所 【神楽サロン】 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0u10vw0biwb5juxh3Vkg ■協 賛 【プラスサム総合研究所】 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0u11vw0biwb5juxh3xEd ★ ご不明の点、ご相談あればご遠慮なく下記までお問合せください。 できる限りご対応します! ⇒ fp@chienoki.com _______________________________ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ● 今のマンションは売るべき?貸すべき? ● ■【 住宅の住み替えに関するご相談 】 初めて質問させていただきます。 今住んでいるマンションが手狭で、 近所に住み替えを検討していますが、 所有のマンションを出来れば売らずに賃貸に出し、 将来の資産として残したいのですが、 担当の不動産屋さんは、 「うまみはないので売ることです」 とのことで悩んでます。 現在所有のマンション 横浜市・築16年・購入時3890万円 2LDK・ローン残高850万円 同じマンションの事例を見ると、売却はなかなか難しく、 最終的には1000万~1200万で売却するしかないようです。 新たに検討しているマンション 近所の69平米・築6年・2380万円 家族構成 夫・42歳年収820万円 妻・44歳パート・年収70万円 娘7歳・9歳 2人 貯蓄900万円 現在のローンは貯蓄連動型のローンで金利は殆ど払っていない状態です。 購入後の貯蓄は500万に減る。 金融機関に問い合わせましたら、 不動産投資ローンに借り換えをすれば2つのローンを 合わせて借りることは可能です。 (投資ローン850万・20年・年間70万円、 住宅ローン2140万 33年・年間115万円) 賃貸に出してる上階の事例では月10万ほどの家賃になります。 繰り上げ返済しながら頑張ってきたマンションへの愛着と、 将来娘への住まいとして使えるかもしれないと言う思いから、 慌てて安値で売ってしまうより残したい気持ちが強いのですが、 借り手が付かなかったり、管理費がかかったり、 一般的にはやはり売ってしまう方が良いのでしょうか? 不動産屋さんは20年になる前に売るのが得策と言います。 アドバイスをいただけましたら幸いです。 よろしくお願いいたします。 ■【 CFP伊藤からのコメント 】 こんにちは、『FP知恵の木』伊藤です。 ご相談をお寄せいただきありがとうございます! 担当の不動産屋さんが 「うまみはないので売ることです」と言う理由は、 売却してもらうことで、 担当の不動産屋さんの商売になるので、 そのように言っている可能性が高いと思います。 賃貸の場合、担当の不動産屋には、逆にうまみがないからです。 賃貸にするか、売却にするか これは単純にそれぞれの場合について試算し、 どちらが有利か比較をしてみることです。 これには、賃料予想収入や現在のローン毎月返済額、 その他の情報が必要となります。 ローン残高が少ないことと、 月10万ほどの家賃がとれれば賃貸のほうが良いのでは と想像しますが、実際に試算してみないとなんとも言えません。 よろしければ、試算のお手伝いをいたしますので、 FP知恵の木ホームページをご覧になりご一報ください。 また、新規住宅ローンについてどこの金融機関が有利かも 合わせて行っていますので、こちらもご利用ください。 またのご相談やご感想、お待ちしております。 ありがとうございました!