○米、QE3巡りオセロゲームの様相 ○
FP知恵の木 無料週刊ナレッジメール バックナンバー
■2011年07月20日 ○ 相場の季節性 売買時期のヒント ○
☆ 目 次 ☆ 1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○ 米、QE3巡りオセロゲームの様相 ○ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~勉強会をしませんか~ ○ 【充実人生クラブ~資産形成運用塾~】開催のお知らせ ○ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ○ 個人型確定拠出年金が流行しないわけ ○ _________________________________________ 1.「知恵の木」流、日経ヴェリタス最新金融情報徹底解読 ● 米、QE3巡りオセロゲームの様相 FRB議長発言の解釈に揺れる市場 ● -2011年7月17日日経ヴェリタスp46より伊藤誠の特選記事- 【量的緩和(市場にお金を供給して景気を良くするのがねらい、 しかし物価上昇のリスクを伴う)の 第3弾(QE3)はあるのか、ないのか、白か黒か、 市場の解釈はオセロゲームのように目まぐるしく揺れる。 13日、14日のバーナンキ米連邦議長(FRB議長)の 議会証言をめぐってもその構図が繰り返された。】と報じられました。 ■バーナンキ米連邦議長発言と市場への影響力 バーナンキ議長が、 追加緩和策(QE3)は 「リスクと費用が伴い」「万能薬ではない」と発言すると 市場はQE3否定と解釈し、これにより株価は急落しました。 「経済状況が変われば適切に行動する」とも述べると 市場はQE3肯定と解釈。 「経済の弱さが予想以上につづき、追加策が必要になる可能性が残る」 などと発言すると 市場はQE3肯定と解釈し、これにより株価は上昇しました。 日本で言うと、日本銀行白川総裁の発言がこれにあたりますが、 世界がこのように注目するところまではいきません。 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁と バーナンキ米連邦議長の発言は世界中から注目されるものですので、 この2人の名前は覚えておくと良いと思います。 今、世界経済の話題では この量的緩和第3弾(QE3)があるのか、ないのか、 が最も注目されています。 あると予想する人とない予想する人が同数いるので、 株も為替も上がっていいのか・下がっていいのか わからない状況になっています。 量的緩和第3弾(QE3)の「ある」「ない」は バーナンキン米連邦議長も状況次第でまだ決めているわけではない というのが真実ではないでしょうか。 量的緩和のメリットは株価が上昇しやすいことです。 デメリットは物価が上昇しやすいことです。 逆に言うと、米国の株価が今後上がっていけば、 量的緩和第3弾はやらないでしょう。 米国の株価が今後下がっていき、 失業率も悪化すようなことがあれば、 量的緩和第3弾はやるのではないでしょうか。 いずれにせよ、「万能薬ではない」ので、 やれば副作用が起こります。 やらないで、米国の景気が上昇し、失業率が改善すれば 一番良いのですが。 ◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇ 2.一緒に学ぼう、プラチナ時代のこと ~勉強会をしませんか~ ●【充実人生クラブ~資産形成運用塾~】開催のお知らせ ● 「充実人生クラブ」メルマガ発行人の伊藤礼子です。 3週間前、本メルマガで「勉強会をしませんか」とご提案しました。 参加を表明下さった皆さまのご意見を踏まえ 【充実人生クラブ~資産形成運用塾~】 企画の詳細がほぼ固まりましたので 早速「充実人生クラブ」メルマガ読者の皆さまへご案内いたします。 ■【充実人生クラブ~資産形成運用塾~】始まります! 当社パートナー「プラスサム総合研究所」とのタイアップにより、 【充実人生クラブ~資産形成運用塾~】を下記の要領で開催の予定です。 ○セミナーの目的と形態 受講者の皆さまの関心の高い金融・経済のテーマを広く取り上げ考えます。 同時に、自己管理による資産形成運用を体験・体感していただき、 ご自身の実益に結びつけていただきます。 資産形成の考え方・投資活動の実際を、情報収集、銘柄比較、運用・分析まで、 講師、受講者、スタッフが一緒にワークショップ形式で行う参加型勉強会です。 今回次の2つの講座を開催します。 A.「金融と経済の勉強会」 【対象者】50歳前後以上で「金融と経済」に関心の高い方々。 【講 師】株式会社FP知恵の木 代表取締役 伊藤誠(CFP) 【協 賛】プラスサム総合研究所 【会 場】神楽サロン( http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0x5mgw0bii6qt74zxWsi ) KAGURA salon 〒162-0843 東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル 【開催日時と講義内容】 勉強会: 4時00分~6時00分、 2部会: 6時00分~7時00分(サロンにて軽食とディスカッション) 1.9月8日(木) ○経済と金融の関係 ~インターネットで情報を集めてみよう~ 2.9月22日(木) ○目標額と利回り(金利)の関係 ~投資商品を比較してみよう~ 3.10月13日(木) ○プラチナ時代の生活設計と資産運用のポイント ~投資をしてみよう~ 4.10月27日(木) ○リバースモーゲージ(セカンドライフのための新しい資金の獲得法) ~投資の結果を分析してみよう~ 【受講料】 セミナー 5,000円 (20,000円)※会員価格 2,500 (10,000円) サロン 3,000円 (12,000円)※会員価格 1,500 ( 6,000円) 計 8,000円 (32,000円)※会員価格 4,000 (16,000円) (※ただし「充実人生クラブ」会員は半額) B. 「これからはじめる資産設計形成運用塾」 【対象者】現役世代でこれから資産形成運用を考えている方々。 【講 師】株式会社FP知恵の木 代表取締役 伊藤誠(CFP) 【協 賛】プラスサム総合研究所 【会 場】神楽サロン( http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0x5ngw0bii6qt74zx6iK ) KAGURA salon 〒162-0843 東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル 【開催日時と講義内容】 勉強会: 6時30分~8時30分、 2部会: 8時30分~9時30分(サロンにて軽食とディスカッション) 1.9月7日 (水) ○経済と金融の関係 ~インターネットで情報を集めてみよう~ 2.9月21日 (水) ○目標額と利回り(金利)の関係 ~投資商品を比較してみよう~ 3.10月6日(木) ○年金受給額の確認、年金定期便の見方 ~投資をしてみよう~ 4.10月20日(木) ○毎月積立投資の有効性 ~投資の結果を分析してみよう~ 【受講料】 セミナー 5,000円 (20,000円)※会員価格 2,500 (10,000円) サロン 3,000円 (12,000円)※会員価格 1,500 ( 6,000円) 計 8,000円 (32,000円)※会員価格 4,000 (16,000円) (※ただし「充実人生クラブ」会員は半額) ● 会員割引について 『充実人生クラブ』(年会費12,000円) http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0x5ogw0bii6qt74zxv78 にご入会いただきますと、 知恵の木が提供する各種サービスを割引価格でご利用いただくことができます。 その他にも特典満載ですので、この機会にぜひご検討ください。 ■【充実人生クラブ~資産形成運用塾~】のお申込みについて 【充実人生クラブ~資産形成運用塾~】の正式お申込みサイトは現在準備中です。 ご参加を希望の方はこのメールにご返信のうえ、 下記の情報をいただけないでしょうか? fp@chienoki.com (携帯からのメール送信も可能です) ○お名前 ○ご住所 ○ご年齢 ○下記のどちらの勉強会に参加をされたいか 「金融と経済の勉強会」 「これから始める資産設計形成運用塾」 ○勉強会の内容についてのご希望、期待するもの ○その他ご質問、ご感想等 ■『充実人生クラブ』ぜひご入会ください 人生の主人公であり経営者であるお客様に 50歳からの人生に賢く備え その夢と幸せを実現していただくため 知恵の木は『充実人生クラブ』事業を推進いたします。 ●『充実人生クラブ』 http://k.d.combzmail.jp/t/hhtb/a0x5pgw0bii6qt74zx1y8 『充実人生クラブ』入会をご希望の方は知恵の木ホームページ、 上記リンクより直接お申込みくださいますようお願いいたします。 『未来設計書』『マネー相談室(年間)』『不動産購入トクトク隊』などのご購入を通して資金計画書を作成済みのお客様は、初年度に限り会員として無料でご登録いただけます。 ご質問等がありましたら、どうぞお気軽にお問合せください。 → fp@chienoki.com ◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇ 3.ちょっと気になる話 ~ライフとマネーのQ&Aから~ ● 個人型確定拠出年金が流行しないわけ ● ■【 個人型確定拠出年金 魅力知って 】 日経新聞 2011/7/10 - より抜粋 〇 個人が掛け金を積み立てて預貯金や投資信託などで運用、成績次第で 老後の給付額が変わるのが個人型確定拠出年金制度(個人型401k)。 〇 税制優遇が手厚く、老後資金づくりに役立つ仕組みだが、 あまり知られておらず、利用はごく少数にとどまっている。 〇 個人型401kの掛け金は全額、所得控除されるので その分課税所得が減り、税金も少なくなるわけだ。 〇 個人型401kが使えるのは、自営業者と、 独自の企業年金をもたない会社員。 掛け金の上限額は自営業者で月6万8千円、会社員で月2万3千円だ。 ■【 CFP伊藤からのコメント 】 個人型確定拠出年金、お金を貯めるにはとてもおすすめ商品です。 なぜ流行しないと思いますか。 それは売る側の論理が働いているからです。 正直、売る側としては儲けがほとんどありません。 金融商品については、消費者にとってとても有利な商品も 売る側の儲けが少ない商品はほとんど広告されませんし、案内もされません。 そこで、FPの出番があるのですが・・・。 投資信託を毎月1万円購入するお客さんと 1回で300万円購入するお客さん 金融機関はとどちらを狙うと思いますか。 答えは明白です。 しかし、毎月1万円投資して積み立てることは、 「消費者側からするととても優位」なことを知らされていません。 長期保有するお客さんより、短期で売買してくれるお客さんのほうが 「金融機関にとっては儲けになる」のでこちらを優先します。 結論としては、金融機関がセールスする商品が 必ずしも消費者にとって優位であるわけではないという事です。