○最後の投資信託改革○
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■2013年11月06日 ○最後の投資信託改革○
☆ 目 次 ☆ 最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○最後の投資信託改革○ _____________________ 最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★ ■最後の投資信託改革■ ~2013年11月3日 日経ヴェリタスp1より~ ■■■ トピック要約 ■平均保有期間1.7年 解約額は過去最大の18兆円 アベノミクスを追い風に今年上期、 投資信託市場には巨額の個人資金が流入したが、 その裏で実は、 それにほぼ匹敵する額の解約が発生した。 ■割高な手数料で稼ぐ 金融庁が監視の目を光らせる 「乗り換えの勧誘」とは ある投信の売り(解約)と 別の投信の買い(取得)を セットで顧客に勧めることを指す。 手数料稼ぎを目的に 顧客ニーズを無視して 商品を頻繁に乗り換えさせる「回転売買」。 金融商品取引法で禁じられている。 ■新商品勧めない 「新規ファンドの勧誘はもうしない。」 野村証券の変身に業界他社が驚いている。 大手証券などは従来、 系列の運用会社を通じて新商品を作っては 大々的に勧誘。 売れ行きが鈍る頃に次の商品を投入してきた。 それが「乗り換え」を 過度に強いていたのではないか。 バブル崩壊後の証券界は トラブルが後を絶えない。 ■投資家側も意識改革を迫られる 「以前は営業マンに勧められるままに 取引していたが・・・・」 6000万円以上の投資経験のある東京都74歳男性。 最近、自分で商品を探し、 販売手数料なしのネット経由で買うようにした。 営業マン任せで結果的に 多額の損失を被った反省からだ。 長年染みついた慣行を改め、 日本の投資信託は 長期投資の受け皿として生まれ変われるか。 今が最後のチャンスかもしれない。 ■■■ 日本の投資信託の平均保有期間が1.7年とは ビックリしませんか。 投資信託は本来 「長期に保有する」ことを意図しているはずが、 結果的には 「証券会社の手数料稼ぎ」として利用されてきた ということです。 中古を嫌い新商品が好き という傾向が日本人にはあると思います。 投資の世界だけでなく 「新商品が出ました」と営業が来ると、 すぐに飛びつきます。 少なくとも、投資の世界では 「新商品=良いもの」ではありません。 逆に 「歴史と実績のある商品=良い商品」です。 また、日本人の投資は ほとんどが営業マン任せです。 営業マン任せで儲かった人の話を 私は聞いたことがありません。 来年のNISAスタートをきっかけに、 自分で考えて長期投資をしませんか。