○米財政に黄信号。デフォルト危機再び○
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■2013年10月9日 ○米財政に黄信号。デフォルト危機再び○
☆ 目 次 ☆ 最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○米財政に黄信号。デフォルト危機再び○ _____________________ 最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★ ■米財政に黄信号。デフォルト危機再び■ ~2013年10月6日 日経ヴェリタスp48より~ ■■■ トピック要約 政府機関の閉鎖に続き、 債務残高も上限が近い。 限度額を引き上げなければ、 国債デフォルトが待っている。 瀬戸際の交渉は決着を見るか、 それとも債務上限か。 17日に臨界点となる。 米財政を読むキーワードは次のとおり。 ■「政府機関の閉鎖」職員の無償奉仕も禁止 国防など一部の重要な職務を除き、 政府機能を一時停止すること。 米国では10月からの新会計年度までに 予算が成立しないと、 政府による支出ができない。 職員は自宅待機となる。 今回80万人以上が自宅待機となり、 国立公園などが閉鎖されている。 一部の重要統計の発表なども延期された。 ■「オバマケア」国民の大半に保険義務 「オバマケア」とは、 国民の大半に保険加入を義務付ける 医療保険改革法のこと。 オバマ政権が2010年3月に成立させた。 米国には国民皆保険制度がなく、 民間の医療保険は保険料が高額なため 無保険車が6人に1人いる。 無保険者を減らすため 保険非加入者に罰金を科すことなどを定め、 一部が施行された。 14年1月には非加入者への罰金措置が始まる。 共和党はこの1年延期を求めている。 ■「歳出の強制削減措置」交渉決裂で3月から 2013年からの10年間で国防費6000億ドル、 それ以外の一般歳出6000億ドルを 強制的に削減する措置。 11年5月に債務残高が上限に達し、 その対応を巡り与野党で対立。 上限を引き上げる代わりに 財政赤字を削減する財政管理法が 8月に成立した。 与野党で具体的な赤字削減策を まとめる予定だったが、その交渉は決裂。 今年3月から強制削減が始まっている。 ■■■ ■日本国「借金」の上限 日本の国の借金(国債)は いくらまで認められているか ご存じですか。 毎年毎年政府がこの上限を引き上げ 借金を上乗せし、 とうとう6月に 「1000兆円」という 天文学的数字になったのが日本です。 ■米国「借金」上限引上げの行方 米国も同じで、 国の借金の上限が決められていて 今回この借金の上限引き上げが、 オバマケア問題で与野党決裂。 引き上げができていません。 これにより、政府機関の閉鎖、 10/17には借金の返済ができなくなり、 米国のデフォルト(倒産)ということです。 もちろん上限引き上げにOKが出れば解決しますが・・・。 このOKがでないので、 株価が世界的にさえない状況になっています。 最悪(米国倒産)は リーマンショク以上の暴落がある とも言われています。 それに引き替え、日本は 毎年借金の積み増しOKが当たり前。 こんなことで良いのでしょうか。