○国債市場に眠るマネー、株式市場へ追い立てる○
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■2013年05月09日 ○国債市場に眠るマネー、株式市場へ追い立てる○
☆ 目 次 ☆ 1.最新金融情報トピックス ~「知恵の木」流、日経ヴェリタス徹底解読~ ○国債市場に眠るマネー、株式市場へ追い立てる○ 2.充実人生クラブ ~人生を部活動のように楽しむ~ ○幸福の3原則○ _____________________ 1.最新金融情報徹底解読 ★伊藤誠の特選記事★ ■国債市場に眠るマネー、株式市場へ追い立てる■ ~2013年5月5日 日経ヴェリタスp7より~ ■■■ トピック要約 ■「5月の株安」今年は違う? 日経平均上昇なら10ケ月連騰 5月の株式相場には、 ある記録の更新がかかっている。 月末の日経平均株価が月初の値を上回って 月間でプラスになれば、 1980年代以降で初めての 10ケ月連続上昇となる。 80年代末のバブル期の相場にもなかったこと。 連騰記録の実現には、 「5月は安い」 というジンクスの克服が条件になる。 「Sell in May and go away (5月に売り逃げろ)」 とは、米で生まれた格言。 米国株は春に高値をつけ、 夏秋に下げる傾向がある。 過去3年の米国ダウ平均株価は 言どおりの展開だった。 いずれも4月末や5月初めに相場の天井を打ち、 秋までに1割前後下落した。 この季節性の要因は 突発的なイベントや単なる経験則だけではない。 米国では毎年20兆円~30兆円の規模の 個人税金還付が続き、 株式市場にお金が流れやすい。 さらに、 ヘッジファンドが5月の中間決算をにらみ、 積み上げた投資残高を いったん手じまうタイミングとも重なる。 こうした構造要因に今年も大きな変化はない。 ■■■ 投資を行っている方々は 皆さん儲かっているはずです。 自分だけではなく、 みんなが儲かっています。 日本の会社が突然良くなったのでしょうか。 違います。 円安と世界景気、 とりわけ米国の調子が良いからです。 ここは冷静に分析してみましょう。 投資は「買う」より「売る」ことのほうが難しい と良く言われます。 理由は、損をしていると 「損を確定したくない」という気持ちが働き、 儲かっていると 「もっと上がるのでは」と思うからです。 さて、ここで考えることは、 ・さらに円安(100円を突破して110円120円など) になるか ・米国の景気が更に上向くか やはり、米国の動向に左右されるでしょう。 米国がこのまま調子良くいけば、 米国株価も上がり、 金融緩和の終了で米国金利上昇→円安 です。 私個人的には、格言通り 「Sell in May and go away(5月に売り逃げろ)」 を行い、半分以上の投資額を4月後半売りました。 当たるか、はずれるかわかりません。 次の格言通り、 「Buy Christmas(クリスマスに買え)」 で、今年の利益を確定し、 クリスマスまで株式は様子見をしようと思っています。 さて、5月から秋まで、株式相場はどうなるでしょうか。 ■■■ _____________________ ※ご感想やご質問はこのメールにご返信くださいね! 励みになります!^^ _____________________ 2.充実人生クラブ~人生を部活動のように楽しむ~ ■幸福の3条件■ ゴールデンウィーク最後の4日間の連休は 平本あきお氏による 「プロコーチとして知っておきたい カウンセリング・セミナー」があり、 私もセミナーのお手伝いをしてきました。 平本さんが最も大切にしているのが 「アドラー心理学」の思想と哲学。 アドラーの「幸福の3原則」です。 ・自分が好き(自己受容) ・人が好き(他者信頼) ・誰かの役に立っている(貢献感) 情動レベルのフタを開ける このセミナーでは 主訴のあるクライアントさんが 平本さんのカウンセリングを受けます。 行動レベル 認知レベル 情動レベル と3段階に分類される心の領域の 底辺にあって通常はフタをしているのが 「情動レベル」の問題。 そのフタを開け 幼い頃の傷ついた心や家族関係 過去のトラウマ等と向き合い 怒り・悲しみ・愛などの 「感情」を味わいきり、出しきる というプロセスを踏みます。 自分の根底にある問題と 真っ向から向き合うという ダイビングをへて 水上へ戻ってきます。 取り返せない「子ども時代」 情動レベルのカウンセリングで くっきりとしてくること。 それは、子ども時代に体験した 家族や人間関係が その人の人間形成に、 とてつもなく大きな影響を与えている という事実です。 大人にとってみれば そんなつもりでやったのではなかったことも 幼い心を、記憶を ズタズタに傷つけてしてしまう 「取り返しのつかない」ことがある・・・ そう思うと怖ろしくなります。 勇気がくじかれている セミナーに出ると こうして勇気をくじかれていた子どもが 決して少なくなかったことを感じ取ります。 そして「勇気くじき」は 子どもに限ったことではなく 大人になっても 心ならずも起こっているのが現状ではないか と思うのです。 不登校、家庭内暴力、校内暴力、非行など 子どもの問題に限らず、 夫婦間のドメスティック・バイオレンスや 子どもに対する虐待など 大人の問題も表出しています。 勇気とは「自己受容」 勇気は自己信頼の具体的な表れであり、 勇気は恐れによって麻痺されてしまわない限り、 ありとあらゆる存在に自然に備わった特質。 幸福の3原則の1番目の 「自分が好き(自己受容)」 この「自己尊重」「自己受容」を 取り戻すことこそ 「充実人生クラブ」においても 今、まず求められていること そう感じられてなりません。